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不昧公の正室・方子と娘・玉映の落款
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自筆「源氏物語」の「総角(あげまき)」の巻は、禁裏(京都御所)において書かれたものです。桐壺天皇の皇子で朱雀天皇の皇太子・八の宮の二人の姫君(大君と。
「総角の巻」の主人公は、源氏の君と女三の宮の皇子・薫の君と今上帝天皇と明石中宮の皇子・匂宮のきらびやかな恋物足りが描かれている
自筆「源氏物語」の筆者である「大炊御門宗氏(おおいのみかどむねうじ)」は、室町時代の第103代天皇である後土御門天皇(ごつちみかどてんのう)の曽祖父です。▽鴻▽北宋・古陶磁器・定窯紅地剔刻河池鴨紋鳳頭花口瓶・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。
したがって、出品した自筆「源氏物語」は、天皇の曽祖父の貴重な自筆です。『宋・古陶瓷品・龍泉窯・花瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。大炊御門宗氏の長男・信宗の娘が大炊御門信子(のぶこ)であり、信子は後花園天皇の寵愛を受け准后として御所に居住し、皇子を生み後に第103代後土御門天皇として即位し、信子は生母・皇太后となる。古びた蔵『宋 鈞窯 陶磁器 窯変単柄洗』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。現在の今上天皇と系譜がつながっている。周朝時代 柴窯 金と宝石嵌め 花紋磁碗。
関白・近衛基熙(このえ もとひろ)は、後水尾院(第108代後水尾天皇)の皇女・常子内親王と結婚。『宋・古陶瓷品・龍泉窯・梅瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。二人の皇女・熙子(ひろこ)は、甲府藩主・徳川綱豊と結婚。『館蔵珍品 宋 汝窯 乳釘筆洗』置物 賞物 貴重物品 収蔵品 中国古美術。綱豊は、のち第六代将軍・徳川家宣となり、熙子(ひろこ)は将軍家宣の正室となった。◆羽彰・古美術◆A4869南宋時代 官窯月白梅瓶 玉津園・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。近衛基熙は、千利休の孫・千宗旦との茶会の交流(下記に掲示)で知られると同時に、第111代・後西院天皇や後水尾天皇を主賓に迎え茶会を開催。▽鴻▽ 宋 定窯 綠釉 荷花紋 供碗 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。茶会の際、基熙が所蔵する藤原定家・自筆の「定家色紙」を持参した記録がある。【徳】旧家蔵出『宋・古陶磁器・哥窯渣斗・時代木箱付き』陶芸 中国陶瓷器 古美術品 骨董品。基熙は、他にも朝廷・幕府の間で茶会を何度も開催した記録が残っている。宋時代 汝窯 天青釉 蓮弁飾 唐獅子 香炉 唐物 中国美術 工芸品 高さ43cm 直径23cm【HB532】。(資料の記録は下記に掲示)
出品した「源氏物語」は、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」の自筆です。「宋 越窯 陶磁器 刻花双耳瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。
自筆「源氏物語」の書の特徴から高松宮系統と称されるものです。▽鴻▽ 宋 汝窯 冰裂紋 八方弦紋瓶 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、少なくとも応永五年から8年間にわたり書かれていることがわかる。「宋 汝窯 陶磁器 天藍釉氷片紋 銀口貫耳瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。このため後醍醐天皇の宸翰(しんかん・天皇自筆)にかなり近い年代に書かれていることがわかる。宋代 定窯 盤龍形古磁油灯。また、各巻ごとの書かれた年については不明。b-z4266 【高】人間国宝 陶器 磁器【宋代の窯皿です 】珍品旧蔵 伝世家珍 中国古玩 極精工 置物 中国古美術。従って、応永五年とは、書き始めの年である。【蔵友館蔵品・宋・古陶瓷品・哥窯・冰裂紋・花口筆洗・陶磁器】・希少珍品・置物・賞物・中国時代美術。また、落款から、後年、近衛基熙(1648~1722)の所蔵となり、時代が下って、松平不昧公の手にわたり、正室・方子の所蔵となったものである。▽鴻▽宋・古陶磁器・官窯月白釉包銀口稜花式揺鈴瓶・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。近衛家で永く保存されておりましたので、保存状態は極めて良好です。▽鴻▽北宋・官底款・古陶磁器・定窯黒釉宮御御用鳳頭壺・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。
大炊御門家は、平安時代末期摂政関白藤原師実の子経実・治暦4年(1068)~天承元年(1131)を祖として創立された。宋代 黒定窯 花龍紋大磁皿。大炊御門北に邸宅があったため「大炊御門(おおいみかど)」を称する。【瓏】陶磁器 哥窯 米黄釉貫耳瓶 宋代 染付 置物擺件 古賞物 中国古美術 蔵出。初代、経実の子経宗は平治の乱で平清盛方の勝利に貢献。宋時代 鈞窯 紫紅釉将軍罐(政和元年款)唐物 中国美術 工芸品 高さ34cm 直径20cm【HB759】。また、二条天皇の外戚として勢威をふるい、左大臣に昇った。【古寶奇蔵】宋・耀州窯・古陶瓷品・雙魚紋・花口碗・置物・賞物・中国時代美術。出品した「源氏物語」の筆者・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)は、大炊御門家13代の当主で南北朝時代から室町時代前期の公卿。『館蔵珍品 宋 古陶瓷品 官窯 冰裂紋 貫耳瓶』置物 賞物 貴重物品 収蔵品 中国古美術。応永5年(1398年)に従三位となり公卿に列する。宋代 後周柴窯 黄釉 描金刻字 宝石象嵌 双耳六菱瓶。備前権守、参議、権中納言、権大納言などを歴任し、応永27年(1420年)に内大臣に昇任した。『宋・古陶瓷品・龍泉窯・短頸瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。
旧・所蔵者の近衛基煕は、「源氏物語」に造詣が深く、「源氏物語」の注釈書『一簣抄』(いっきしょう)を著(あらわ)しております。【多寶屋】BM104■古美術品! 陶磁器 宋時代 汝窯 天青釉 千手観音■高さ33.5cm直径27.5cm■。炊御門宗氏・自筆「源氏物語」は、近衛基熙が研究のために収集し、のちに出雲松平家に伝わり、松平治郷の正室・方子が鑑賞していたものです。『宋・古陶瓷品・建窯・曜變・七彩・油滴斗笠盞』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。近衛基熙が所蔵する自筆・「源氏物語」の中で、最も美しく繊細な筆致で記された平安時代の文字に最も近いとされております。朝鮮 古 黄瀬戸 茶碗 茶道具。数ある自筆「源氏物語」の中で、第一級品と称される貴重な自筆です。宋時代 越窯 透彫 五足 獣面香炉 唐物 中国美術 高さ25.5cm 直径14.5cm【HB438】。
出品した「源氏物語」は総角(あげまき)の内容の要旨
『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。宋代 後周柴窯 藍釉 描金刻字 宝石象嵌 鋪首六菱瓶。総角の巻は、源氏の君と女三の御子、薫の君と今上天皇の皇子・匂宮の恋物語を描いております。「宋 官窯 陶磁器 粉青釉 弦紋瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。大君と中の君の姉妹は、朱雀院(前朱雀天皇)の弟・八の宮を父とする。▽鴻▽北宋・古陶磁器・定窯藍地白剔刻鳳紋大梅瓶・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。八の宮のなきあと宇治にこもる大君と中の君の姉妹のうち、大君との結婚を望む薫の君(母は、前朱雀天皇の皇女・女三の宮)は老女房の弁たちの手引きで大君の寝所に入るが大君は気配に気づき隠れてしまう。『宋・古陶瓷品・汝窯・雙耳瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。大君の意思を知った薫の君は中の君を匂宮(今上天皇と明石中宮の皇子)に紹介し結婚させようと考え、九月のある夜ひそかに匂宮を宇治に案内し、中の君と逢わせてしまう。【多寶屋】XP1307■宋時代 龍泉窯 青磁 蓮花皿 極品■。しかし、母后・明石中宮に反対され、その後は身分柄思うように宇治を訪問することができない。『館蔵珍品 宋 古陶瓷品 官窯 紙槌瓶』置物 賞物 貴重物品 収蔵品 中国古美術。大君と結ばれぬまま終わった薫は深い悲嘆に沈む。【多寶屋】BK104■古美術品!宋時代 建窯曜変 珍珠斑釉 詩詞包金嵌寶石 茶碗一対 供御款■高さ7.5cm直径12.8cm■。一方、薫の君の悲しみを人伝てに聞いた明石中宮は、「ここまで想われる女人の妹姫なら、匂宮が通うのも無理はない」と思い直し、匂宮に「二条院へ妻として迎えても良い」と認めた。▽鴻▽ 宋 官窯 冰裂紋 爵杯 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。匂宮は、中の君を京の二条院に引き取る決意をする。宋時代 鈞窯 曜変 紫紅釉 刮稜壺 2点セット 天聖款 唐物 中国美術 工芸品 高さ24.5cm 直径15cm【HB732】。
原本自筆上部に「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。宋代 汝窯 花紋古磁蓋碗。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節である。▽鴻▽北宋・古陶磁器・定窯紫金釉双龍瓶・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている。宋代 耀州窯 古磁逆流徳利。前漢の武帝王が美しい李夫人の死をいたみ「反魂香」を九華帳(漢王の寝室にかける,幾重もの花模様のついた,美しいとばり)の中で香を焚くと、美しい夫人の魂が煙に導かれ魂を呼び返してその姿を煙の中に夫人の姿が現われる。宋代 後周柴窯 緑釉 描金刻字 宝石象嵌 弦紋蒜頭瓶。紫式部が「若紫」を書くに際し、「白楽天」の漢詩を読み理解したうえで、「総角」の中の「大君が父君の八の宮を呼ぶべき煙がほしい」という意味から総角の原文の中で、「人の煙にありけむ香の煙そ、いと得まほしくおほさるる」と書いていることから紫式部が「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の「反魂香(はんごんこう)」の漢詩に共鳴していることがよくわかる。【聚寶堂】宋時代 官窯 紅釉寶石嵌描金文字雙耳瓶 J-138。押捺の詳細な理由は下記説明欄に記載
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。宋代 汝窯 龍鳳紋古磁瓶。)
大炊御門宗氏・自筆「源氏物語」近衛基熙・旧蔵の来歴については下記「説明欄」に記載
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
「総角」の巻は英文で「Trefoil Knots」と表記されます。【聚寶堂】宋時代 官窯 冰片瓷筆洗 J-41。
《自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。宋時代 龍泉窯 粉青釉 双魚文 折沿洗 唐物 中国美術 高さ5.5cm 直径19.5cm 【HB370】。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の一節です。▽鴻▽南宋・古陶磁器・吉州窯玳瑁長命富貴斗笠盞・時代木箱付き 時代物 中国古美術 骨董品。この漢詩は、「反魂香(はんごんこう)」としても広く知られている「白氏文集」の中の有名一節です。『宋・古陶瓷品・汝窯・酒壺』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。》
(自筆表面の凹凸はストロボの反射によるものです。『宋・古陶瓷品・龍泉窯・賞瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。)
「自筆原本」
自筆右下の印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室・方子と娘・幾千姫(玉映)の落款。『宋・古陶瓷品・官窯・蒜頭瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。
自筆上部の「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【聚寶堂】大清乾隆御製 描金琺瑯彩西洋人物図花瓶 J-148。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節です。◆羽彰・古美術◆A4970南宋時代 官窯氷裂紋双耳小炉 寿成殿・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。
《原本中の凹凸はストロボの影響によるものです。『宋・古陶瓷品・官窯・冰裂紋・筆洗』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。》
自筆下部の印は出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)の落款(印譜)
自筆が「古切」とされたのは江戸時代。古びた蔵『宋 官窯 陶磁器 青釉貫耳瓶』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。古切に至る詳細な経緯は下記「希少価値欄」に記載
(1)・自筆の「原文の読み下し文」は次の通りです。『宋・古陶瓷品・定窯・執壺』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)という漢詩文の落款が押捺されている。【聚寶堂】宋時代 哥窯 三足爐 J-123。この漢詩は「白楽天」のうち「李夫人(りふじん)」の中の有名な一節で「白氏文集」に由来するものです。『宋・古陶瓷品・汝窯・三足花邊筆洗』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。》
《とあることもあめ》・・・・る。4502KN.3 多宝閣 ■ 人間国宝 中国磁器【宋磁州窯虎紋梅瓶です】工芸品 施釉陶 陶芸 置物 收藏品 孤品。うちと(解)くましき、人の心に
こそあめれ」と、思ひ寄り給ひて、「せめて、うらみ深くは、このきみを
おし出てん。◆羽彰・古美術◆A985南宋 官窯粉青釉筆立・古陶磁器 ・珍品旧蔵。劣りさまならんにてたに、さても見そめては、
あさはかには、もてなすましき心なめるを、まして、ほのかにも見そめては、
慰みなん。『宋・古陶瓷品・汝窯・花瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。言に出ては、いかてかは、ふと、さることを待ち取る人のあらん。【聚寶堂】宋時代 鈞窯 斗笠碗 高さ5.5cm 直径7.5cm C-19。
『本意になんあらぬ』と、
うけひく氣色のなかなるは、かたへは、人の思はんことを、
『あいなう、淺きかたにや』なと、つゝみ給ふならん」
と、思しかまふるを、けしきたに知らせ給はすは、
「つみもや得む」と、身をつみて、いとほしけれは、
よろつに、・・・・《うちかた(語)らひて》
(文責・出品者)
「原文の読み下し文」は、読みやすいように「通行訳」としております。◆羽彰・古美術◆A4791南宋時代 官窯粉青釉玉壺春瓶・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。
《「源氏物語」総角(あげまき)の巻》
《桐壺天皇の皇子・八の宮の御子・大君と中の君と薫の君、匂宮の恋物語》
《姫宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)、薫の君を妹の中の君に嫁がせたいと願う》
《姫宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)は、そうした様子を深くご存じではないけれど、
(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)「あのお方(薫の君)はこうして弁の君に
格別お目をかけて味方にしておいでのようだから、あれもその気になって、
油断のならない考えを起すかもしれない。宋代 定窯 白磁蓮花薫香炉。昔物語をみても、女の自らすすんであれこれ事を起すという例は》・・・・ありはしない。古びた蔵『宋 龍泉窯 陶磁器 青釉銀口蒜頭瓶』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。気をゆるせないのが女房の心というものらしい」と姫宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)は、お気づきになって、(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)「どうしてもと、あのお方(薫の君)が深く、私のことをお望みだったら、代りにこの妹宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)を薦めることにしよう。【多寶屋】BM103■古美術品!宋時代 汝窯 天藍釉開方紋 水注 唐物■高さ20cm直径13.5cm■。よし期待に反するようでさえあっても、そうして一度逢ってしまえば薄情なことのおできになれそうもないあのお方のことだから、なおさらのこと、この妹宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)ならば、ちらとでもお目になさったら満足なさるだろう。『宋・古陶瓷品・定窯・倒流壺』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。もっとも、そのことを口にしたのでは、それを待ちかまえていたかのようにすぐさま承諾する人もあるまい。「宋 龍泉窯 陶磁器 包銀描金詩文瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。不本意なこととして聞き入れる様子でもなさそうなのは、一つには、ご自分の気持を軽薄なと取られはすまいか、などと遠慮していらっしゃるのだろう」と、思姫宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・大君)は、案をおめぐらしになるが、そのことを妹宮(桐壺天皇の皇子・八の宮の姫君・中の君)にまるでお聞かせにならないのでは罪深いことになるだろうと、ご自身にひきあてておいとおしいので、・・・・《あれこれとお話しかけになられる。【古寶奇蔵】宋・官窯・鈞瓷・描金・刻字・高足杯・置物・賞物・中国時代美術。》
現代語訳の出典・「源氏物語」小学館刊・阿部秋生・東大名誉教授(1999年没)
備考・出品した自筆は、大炊御門宗氏・自筆で近衛基熙の旧・所蔵になるものです。【仁】『宋・古陶瓷品・龍泉窯・雙耳瓶』極細工 古賞物 中国古玩 古美術 古美味。
《Trefoil Knots (総角)》
Kaoru was apparently embittered by her own reception of his overtures, and so
perhaps the time had come to put her sister decisively forward as a substitute.
He did not seem to be one who, properly introduced and encouraged,
would incline toward unkindness even when he found himself
in the presence of an ill-favored woman; and once he had had a
glimpse of the beauty her sister was, he was sure to fall helplessly in love.
No man, of course, would want to spring forward at the first gesture,
quite as if he had been waiting for an invitation.
This apparent reluctance was no doubt partly from a fear of being
thought flighty and too susceptible.
Thus she turned the possibilities over in her mind.
But would it not be a serious disservice to give
Nakanokimi no hint of what she was thinking?
In her sister's place, she could see she would be very much hurt indeed.
英語訳文(英文)の出典:『The Tale of Genji』
Edward George Seidensticker(エドワード・ジョージ・サイデンステッカー)コロンビア大学教授(2007年没)
《総角》
大家相与商量,只想把薰君大女公子房中去。【瓏】陶磁器 定窯 白釉花卉紋碗 宋代 染付 置物擺件 古賞物 中国古美術 蔵出。
大女公子并不深悉此情况,但想道:
“那人如此特近老侍女,可知老侍女同情于他,
或着不良之心。『宋・古陶瓷品・定窯・盤口龍瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。看古代小中所述,
女子非作歹,往往非出自心所愿,大都是由侍女的。【聚寶堂】宋時代 汝窯 龍耳壺 J-152。
不可不防的,正是人心。【聚寶堂】宋時代 鈞窯 紅斑羅漢碗 J-158。”又想:“如果那人用心深,
就把妹妹嫁他。【聚寶堂】宋時代 鈞窯 斗笠碗 高さ5.5cm 直径7.5cm C-18。照他的性情看来,即使女子相貌不甚美好,
一相逢,决不会冷遇。宋代 建窯 窯変の古磁碗ペア。何况妹妹的相貌,
略便可令人意。1+H7666 「東洋美術」NC 中国骨董 人間国宝 磁器製品【官磁の折沿筆洗です】 旧物 孤品 珍品 陶磁器 収蔵価値が高い。他大心中意而口上不,
中国訳文の出典:『源氏物語(Yunsh wy)』
豊子愷(ほうしがい)中国最初の「源氏物語」翻訳者(文化大革命で没)
注記・中国語の文字の一部がシステムの関係で反映されない場合があります。『館蔵珍品 宋 古陶瓷品 哥窯 琮式瓶』置物 賞物 貴重物品 収蔵品 中国古美術。この場合、落札後に正確な中国語の文字を記載した中国語訳文を交付いたします。【瓏】陶磁器 汝窯 天青釉玉壺春瓶 宋代 染付 置物擺件 古賞物 中国古美術 蔵出。
左の写真2枚が「源氏物語」総角の巻の末尾(原本番号88-B)右面と左面の押印。▽鴻▽宋・古陶磁器・汝窯包金花菱花盆 托セット・箱付 時代物 中国古美術 骨董品。
写真一番左下の角印が仙台藩の家紋印(竹に雀)
家紋印の上の2つの印は仙台藩主第五代藩主・伊達吉村の正室(冬姫)。【聚寶堂】宋時代 汝窯 「蔡丙」花邊水仙盆 J-80。冬姫は内大臣・通誠の養女。▽鴻▽ 宋 汝窯 詩文 塗金 賞盤 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。
冬姫は通称。【多寶屋】BM110■古美術品!宋時代 汝窯 天藍釉胆瓶 箱付■■高さ19.8cm直径11cm■。正式な名は伊達貞子。▽鴻▽ 宋 汝窯 龍紋 筆洗 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。左端の写真は「総角の巻」末尾の拡大写真。宋時代 白磁 徳化磁 千手観音像 立像 仏像 菩薩像 仏教美術 唐物 中国美術 高さ56cm【080913】。
左上の篆書体は、「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の押印。【多寶屋】BS100■古美術品!宋時代 溪口官窯 包銅 貫耳花觚 極品■高さ20cm 直径14cm■。
篆書体の下の二つの印は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)と娘・玉映の落款
写真左から2枚目上の2つの印は仙台藩医・木村寿禎の落款
右端の写真上は仙台藩主(伊達家)正室一覧表の表紙。【聚寶堂】宋時代 官窯 天青釉寶石嵌描金文字花口瓶 J-160。表紙の下は一覧の拡大写真(仙台市立博物館・刊行)
(奥書は、令和2年11月29日に蔵の中の桐箱から発見されたものです。宋代 官窯 開片 鍍金 人物故事紋磁梅瓶。)
(出品した自筆の「断層画像写真」(総角の巻)MRI 47―17B
自筆下二つの印のうち下は、出雲・松江藩主・松平治郷の正室「方子(よりこ)」、上は娘の幾千姫(玉映)の落款
「源氏物語」「総角の巻」主人公・総角の資料
下記写真は、国宝「源氏物語絵巻」の中に描かれる大君・中の君姉妹。4485KN.3 多宝閣 ■ 人間国宝 中国磁器【宋汝窯汝磁器(乾隆御題)刻詩帽子庇筆洗】工芸品 施釉陶 陶芸 置物 收藏品 孤品。
左側が琵琶と筝を奏でる大君・中の君姉妹、右が姉妹を覗き込む薫の君
「近衛基熙の肖像」「後西院天皇主賓の茶会の記録」
1番上の写真は、第103代後土御門天皇と曽祖父・大炊御門宗氏の系図(公家事典303頁)
2番目の写真は「額縁裏面」に表記されるラベル。『宋・古陶瓷品・鈞窯・梅瓶』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。2番目の写真は近衛基熙の肖像(陽明文庫・所蔵)
3番目の写真は、第107代後陽成天皇の曾孫・近衛基熙の天皇家・近衛家略系図
4番目の写真は、天皇家・近衛家略系図の出典(淡交テキスト「茶会記」に親しむ・7)平成29年7月淡交社・刊行
源氏物語「総角」原本に記されております。◆羽彰・古美術◆A5217南宋時代 官窯粉青釉六方套盒・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。紫式部が「総角」を書くに際し、「白氏文集」の漢詩を熟読したうえで「源氏物語」の「総角の巻」を書いていることがわかります。◆羽彰・古美術◆A5088南宋時代 官窯粉青釉龍紋花口洗・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。この原詩の言葉の引用は、「総角の巻」に用いられていることで広くしられている。『宋・古陶瓷品・汝窯・雙龍耳筆洗』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。紫式部がこの原詩に親しんでいたと推定されている。▽鴻▽ 宋 定窯 藍釉 嬰戲盤 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。
「香煙引到楚香処」(香煙引き到る、楚香の処)の漢詩文の落款が押捺されている。「宋 汝窯 陶磁器 銀口三足爐」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。この漢詩は「白氏文集」に由来するものです。▽鴻▽ 宋 建窯 窯變 天目盞 古陶瓷品 置物 古賞物 中国古玩 中国古美術。
つまり、原文の内容に関する漢詩の落款を押捺しているのは、茶会における床の間の「掛け軸」(かけじく)を拝見(はいけん)の際に、茶会を主催する亭主が、客に「最高のごちそう」を振る舞うために披露したものです。「宋 龍泉窯 陶磁器 粉青釉 六方瓜稜瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。茶会の際に落款に記された由来を知った客が広くそのことを社会に広めたために結果的に、多くの茶会に開催される「最高のごちそう」として原文に関係する漢詩の落款を付したものです。1_Z7566 【惠】SG 人間国宝 中国骨董 陶芸 磁器【宋哥窯包口銘文花口洗】工芸品 施釉陶 青花磁 陶芸 置物 收藏品。「落款」の漢詩の由来を待合において説明する際に、長い時間を要し、茶会における貴重な時間であったと推定されております。「宋 定窯 陶磁器 剔刻水藻魚紋銀口罐」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。
出品している書の「断層(MRI)写真」の原板は、レントゲン写真と同じ新聞の半分ほどの大きさのフィルムです。【聚寶堂】宋時代 官窯 茶盞セット J-100。肉眼では見ることのできない和紙の繊維の一本一本のミクロの世界を見ることができます。宋代 鈞窯 窯変 描金 花口古磁瓶。日本国内では医療用以外には見ることのできない書の「断層(MRI)写真」です。「宋 鈞窯 陶磁器 窯変薔薇紫釉 五管蓋罐」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。
古切の書は、一旦表装を剥離し分析と鑑定検査のために「断層(MRI)写真撮影」をしております。宋代 手工 汝窯 古磁香炉。撮影後、展示のために再表装をしております。【古寶奇蔵】宋・磁州窯・長徳福寿紋・玉壺春瓶・置物・賞物・中国時代美術。掛軸や屏風にすることが可能なように、「Removable Paste(再剥離用糊)」を使用しているため、自筆の書に影響をあたえずに、容易に「剥離」することができるような特殊な表装となっております。古びた蔵『宋 官窯 陶磁器 青釉鼎式爐』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。
国内における鑑定人は、自筆の筆者を識別するために、個々の文字ごとに字画線の交叉する位置や角度や位置など、組み合わせられた字画線間に見られる関係性によって、個人癖の特徴を見出して識別する方法、また個々の文字における、画線の長辺、湾曲度、直線性や断続の状態、点画の形態などに見られる筆跡の特徴によって識別する方法、そして、書の勢い、速さ、力加減、滑らかさ、などの筆勢によって識別する方法が一般的な手法です。◆羽彰・古美術◆A4979南宋時代 官窯氷裂紋花口瓶・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。
一方、欧米では一般的には、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析をコンピューターの数値によって解析しております。貴重 五代 北宋初期 越州系青磁蟠龍壺22cm 中国古美術 古玩 木箱付。数値解析は、文字の筆順に従いX、Y座標を読み、そのX、Y座標をコンピューターへ入力後、コンピューターによって多変量解析を行うものです。『宋・古陶瓷品・官窯・出戟尊』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。解析の基準となるのが「ドーバート基準」で、アメリカでは日本国内の画像データを自動的に収集、自筆の分析に際し、数値データをコンピューターで自動的に解析し「極似」した画像データによって筆者を識別する研究が進んでおります。宋代 洪州窯 古磁壺。
2・大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)の自筆の特定について
自筆の筆者は、書体、書風から京都の公卿によって書かれたものであるはわかっていたが、昭和38年以来、筆者名は特定されていなかった。◆羽彰・古美術◆A5360南宋時代 官窯粉青釉假山・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。その後、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析と並行し、奥書の「宗」の字の下の文字が判読できずにいた。【多寶屋】■古美術 旧家蔵出■ 宋時代 汝窯 天青釉 獅子薰炉 時代物 A36。それが、技術の進歩により「宗」の下の文字が「氏」と判読された結果、南北朝時代から室町時代前期の公卿であった「大炊御門宗氏(おおいのみかど むねうじ)」であることが判明した。古びた蔵『宋 吉州窯 陶磁器 長頸瓶』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。
「源氏物語」には、応永五年(1398)~応永十三年(1406)までの複数の年号の記載があることから、大炊御門宗氏が23歳から31歳までの間に書かれたものと推定されている。【聚寶堂】宋時代 柴窯 雙耳瓶 J-12。宗氏は、正二位・内大臣まで昇進したのち、応永28年(1421)47歳で没している。博物館ラベル 中国 唐代 黒釉 梅瓶 吉州窯 天目 時代保証 茶道具。
3・自筆「源氏物語」の旧・所蔵者の特定の経緯について
近衛基熙の旧・所蔵の特定は、「花押」の写真照合技術によるものです。『宋・古陶瓷品・汝窯・三足雙耳熏香炉』極細工 置物古賞物 中国古玩 中国古美術。アメリカのコンピューターを用い、「筆者識別(Handwriting Analysis)」と呼ばれる文字解析を、花押の照合に応用し、指紋の照合方法と同じ手法により99.9パーセントの確率で特定に至ったものです。宋代 元代 吉州窯 磁州窯 天目 釉 瓶子 壷 "興"字銘 紫檀 蓋 唐木 蒔絵 箱付 唐物。
4・近衛基熙(このえもとひろ)について
近衛基熙は、慶安元年(1648年)3月6日、近衛尚嗣(関白・左大臣)の長男として誕生。◆羽彰・古美術◆A2967南宋 官窯月白釉白菜瓶 玉津園・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。母は後水尾天皇皇女女二宮。「宋 建窯 陶磁器 天目盞」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。実母は近衛家女房(瑤林院)。明代 染付 青花 花紋 香合 中国時代 古陶磁 染付 唐物 明朝 古美術 青花 龍唐草文青華。幼名は多治丸。◆羽彰・古美術◆A4862南宋時代 官窯粉青釉胆瓶 玉津園・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。父、尚嗣が早世し、尚嗣と正室女二宮の間には男子がなかったため、後水尾上皇の命により、近衛家の外にあった基熙が迎えられて上皇の保護下で育てられた。◆羽彰・古美術◆A4973南宋時代 官窯粉青釉弦紋瓶 乾隆御題・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。承応3年(1654年)12月に元服して正五位下に叙せられ、左近衛権少将となる。宋代 鈞窯 系耳盤口磁瓶。以後、摂関家の当主として累進し、翌年明暦元年(1655年)従三位に上り公卿に列せられる。◆羽彰・古美術◆A2962南宋 哥窯米黄釉八瓶・古陶磁器 ・珍品旧蔵・古賞物・時代物。明暦2年(1656年)に権中納言、万治元年(1658年)に権大納言となり、寛文4年(1664年)11月23日には後水尾上皇の皇女常子内親王を正室に賜った。古びた蔵『宋 汝窯 陶磁器 御題青瓷水仙盆』極細工 置物 擺件 古賞物 古美術 中国古玩。寛文5年(1665年)6月、18歳で内大臣に任じられ、寛文11年(1671年)には右大臣、さらに延宝5年(1677年)に左大臣へ進み、長い時を経て元禄3年(1690年)1月に関白に昇進した。「宋 鈞窯 陶磁器 紫紅斑 折沿盤洗」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。近衛基熙は、寛文5年(1665年)から晩年まで『基熈公記』で知られる日記を書いている
ツイッター「源氏物語の世界」も合わせてご覧ください。「宋 官窯 陶磁器 粉青釉 銀口貫耳瓶」染付 置物 擺件 古賞物 中国古美術 旧蔵出。
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